Vol.⑥ 2月11日(水・祝)・ 2月14日(土)・15日(日)提供メニュー

ケーク・ショコラ・オランジュ(オレンジとレモンのママレード)



オランジュとは、砂糖漬けにしたオレンジピールやオレンジのコンポートなどを指します。
フランスでは、オランジュをチョコレートでコーティングしたり、ケーキや焼き菓子に混ぜ込んだりしたお菓子が定番です。
今回は、オレンジシロップとオレンジママレードを使用。
濃厚なチョコレートの風味が絶妙なパウンドケーキに加えました。
オレンジの酸味やほろ苦さの後に、コニャックやカカオの芳醇さが重なった大人の味わい。

【ポイント】アパレイユ(生地)に、グラニュー糖だけでなく、転化糖を用いることで、しっとりとした食感に仕上がります。

材料 :長方形型 幅 5.5㎝×高さ7㎝×長さ30㎝ 3本分 ※型1本分(650g)

● アパレイユ(生地)
全卵
400g
転化糖
100g
グラニュー糖
400g
薄力粉
350g
ココアパウダー
75g
ベーキングパウダー
9g
澄ましバター  
250g
牛乳
115g
オレンジママレードミックス
500g
● オレンジシロップ
375g
グラニュー糖
250g
コニャックオレンジ
250g
● オレンジママレード
オレンジ
3個
レモン
1/2個
グラニュー糖
250g

作り方

1

● オレンジママレード
① オレンジとレモンを水洗いしてスライスに切る。(種も取る)
② スライスしたオレンジとレモンを鍋に入れてグラニュー糖も入れる。
③ 1日冷蔵庫に入れて離水させる。
④ 次の日に鍋ごと火にかけて、炊きます。
⑤ 湧いてきたら中火にして、果物が柔らかくなったら、バーミックス(又はミキサー)にかけてミンチして、再度鍋に入れて再加熱して冷ます。

2

● オレンジシロップ
① 水とグラニュー糖を火かけて沸かしたところにコニャックオレンジを入れアルコールをとばす。

3

● アパレイユ(生地)
① ボールに全卵、転化糖、グラニュー糖を入れてよく混ぜる。
※転化糖は、結晶化しにくく保湿性を維持できるペースト状の砂糖で、これを使用すると、生地がしっとりとした仕上がりになります。製菓材料専門店やオンラインショップで売っています。
② 違うボールに薄力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダーを入れて混ぜてふるっておく。
③ 澄ましバター、牛乳をいっしょの鍋で沸かす。
※澄ましバターは、無塩バターから無脂乳固形分と水分を分離除去し、精製した乳脂肪。電子レンジや湯煎で完全に溶かし、表面に浮いてきた脂(上澄み)を抽出することで使用できます。
④ ①に②を入れてよく混ぜ、③も入れて混ぜて、オレンジママレードミックスを入れて混ぜて完成。
⑤ ④を型に1台650g入れてオーブン170℃で最初約20分焼いたら、中央に切り込みを 入れて、鉄板を90度回転して(手前と奥を入れ替える)さらにオーブンに入れて 約20分再度焼く。
⑥ 焼けたら、型からはずして網にのせ、オレンジシロップの煮汁を塗り粗熱がとれたらラップ等で包んで冷蔵庫でよく冷ましてお好みの厚さに切る。

チーフペストリー・シェフ

内藤 隆 (ないとう たかし)

Vol.⑤ 2月7日(土)・8日(日)提供メニュー

タルトアルザシエンヌ(アルザス風リンゴタルト)



タルトアルザシエンヌは、フランス北東部に位置する「アルザス地方」で作られている伝統的なりんごのタルト。
アルザス地方は果物の生産が盛んで、特にりんごは、ワイン用の葡萄畑の中に「ラ・ポムレ(りんご畑)」と呼ばれるりんごの直売センターがあるなど名産品の一つです。
仕上げに、グラニュー糖を少し加えた牛乳を塗ってつやを出すのが、アルザス地方独特の手法です。

材料 (直径15㎝の型1台分)

●アパレイユ(生地)
卵黄
20g
全卵
50g
グラニュー糖
80g
牛乳
50g
白ワイン
100g
アーモンドパウダー(プードル)
25g
粉糖
25g
●ガルニチュール(付け合わせ具材)
りんご ※紅玉がおすすめ。なければふじなどでも代用可
3~4個
●デコール(仕上げ)
牛乳
50g
グラニュー糖
10g

作り方

1

卵黄と全卵をボウルに入れ、グラニュー糖も加えて泡立て器でよくほぐし混ぜる。

2

1に牛乳を加えて同様に混ぜ、さらに白ワイン、アーモンドパウダー、粉糖を入れて混ぜる。
※ お子様が召し上がる場合、白ワインはなくてもOKです。

3

りんごは皮と芯、種を取り除き、タテ6等分にカットにする。

4

3を型に10切れほど並べ、2を注ぐ。

5

180℃のオーブンに入れて1時間30分ほど焼く。

6

牛乳とグラニュー糖を入れて混ぜたものを、5が熱いうちにハケで塗る。

7

6を再びオーブンに入れ、180℃で2~3分焼き、つやをつけて完成。

ペストリー・シェフ

澤田 康秀 (さわだ やすひで)

Vol.④ 1月31日(土)・2月1日(日)提供メニュー

真鱈のブランダードのガーリックトースト



ブランダードは、地中海に面した南フランス・ラングドック地方の郷土料理です。
フランス語で「かき混ぜる」という意味を持つ言葉通り、ペースト状にしたタラに、すりつぶしたジャガイモや牛乳を混ぜ合わせて作られます。
本場では、“バカリャウ”という塩漬けにして干したタラを使い、牛乳で臭み消しをして作られますが、今回は日本でも手に入りやすい甘塩タラを使用したレシピをご紹介します。
丁寧に混ぜ合わせることで生まれるクリーミーな食感と、冬に旬を迎えるタラの旨味が特徴的な一品となっています。

材料 (3〜4人分)

甘塩タラ
2切れ(140g)
じゃがいも
2個(300g)
牛乳
150cc
ローリエ
1枚
ガーリックトースト
6枚
<調味料A>
おろしニンニク
少々
タイム(香草)
少々
オリーブオイル
少々
<調味料B>
小さじ1/6
こしょう
少々
オリーブオイル
大さじ1
<仕上げ>
イタリアンパセリ
適量

作り方

1

甘塩タラに<調味料A>をなじませ、下味をつける。

2

じゃがいもは小さめの一口大に切り、水にさらして水気を切る。

3

耐熱容器にじゃがいも、水(大さじ2)を入れてふんわりとラップをして600Wのレンジで4〜5分、じゃがいもがやわらかくなるまで加熱したら、水気を切る。
※竹串を刺してスーッと通ればOKです。

4

タラはキッチンペーパーで水気をふきとり、皮と骨がある場合は骨を取り除く。

5

鍋に牛乳、タラ、ローリエを入れて中火で熱し、煮立ったら弱火で3〜4分煮る。火からおろす。

6

ローリエを取り除き、じゃがいもを加え、ブレンダーでなめらかになるまで混ぜ合わせる。<調味料B>を加えて味をととのえる。
※タラの塩味に合わせて塩の量は調節してください。お好みでオリーブオイルをバターに変えると濃厚でコクのある味わいに仕上がります。

7

ガーリックトーストはトースターで焼く。

8

器にブランダードを盛り、ガーリックトーストを添える。お好みでイタリアンパセリをちらす。

ハスカップ ザ・ガーデン 料理長

山本 昭典 (やまもと あきのり)

Vol.③ 1月24日(土)・25日(日)提供メニュー

ガトー・ショコラナンシー



「ガトー・ショコラナンシー」は、フランス北東部ロレーヌ地方にある“ナンシー”という人口70万人ほどの鉄鋼業が盛んな都市で誕生した伝統的なチョコレートケーキ。

本場のガトー・ショコラナンシーは、カカオをたっぷり含んだチョコレートを使い、小麦粉の割合を減らす代わりに、ナンシー特産のアーモンドパウダー(プードル)を使用するのが特徴です。

しっとりとした食感でありながら、コクのある味わいが楽しめます。

【アレルギー】乳・卵・小麦

材料 (直径15㎝×高さ5㎝:ジェノワーズ型1台分)

ブラックチョコレート
150g
バター
150g
ヘーゼルナッツパウダー
75g
粉糖
75g
卵白
75g
グラニュー糖
15g
全卵
40g
卵黄
70g
薄力粉
40g
バター、強力粉
適量

作り方

1

【下準備】型にバターを薄くぬり、強力粉をふって余分な粉を落とす。

2

刻んだブラックチョコレートを、50~55℃のお湯で湯煎して溶かす。

3

ボウルに室温にもどしたバターを入れて泡立て器で柔らかいクリーム状にする。

4

2に1を加えて混ぜて、ヘーゼルナッツパウダーと粉糖を入れて混ぜる。

5

別のボウルに卵白を入れ、グラニュー糖を少しずつ加えながら、ハンドミキサーで泡立てて、しっかりとしたメレンゲを作る。

6

合わせて溶きほぐした全卵と卵黄を3に加えて手早く混ぜる。

7

薄力粉を5に加えて、ゴムベラでさっくりと混ぜる。

8

6に4を3回に分けて加えて、ボウルを回しながらよく混ぜ、なめらかな状態にする。

9

型に流し入れて、160℃のオーブンで45~50分焼く

10

粗熱がとれてから、型からはずし、網の上にとり冷まして完成。

チーフペストリー・シェフ

内藤 隆 (ないとう たかし)

Vol.② 1月17日(土)・18日(日)提供メニュー

ショコラ・プリン



プリンの起源は、16世紀のイギリスにまで遡ります。船乗りたちが、余った食材を卵液に混ぜて蒸したものが始まりと言われ、18世紀のフランスで考案されたカスタードプディングが現代プリンの原型となり、時代と共にテイストのバリエーションが増えていきました。今回は、チョコのほろ苦さと甘さを、滑らかな舌触りで感じるショコラ・プリンとしてお届けします。

材料 (カップ5個分)

全卵
68g(L1個分)
卵黄
17g(約1個分)
グラニュー糖
41g
ダークチョコレート
65g
牛乳
207g

作り方

1

全卵と卵黄を良くときほぐし、グラニュー糖を加えてすり混ぜる。

2

鍋に牛乳を入れて軽く沸騰させる。火からおろし50℃程度に温度を調整する。

3

刻んだダークチョコレートを加え、よく溶かす。

4

1のボウルに3を少しずつ加えながら中心からホイッパーでよく混ぜる。

5

こし器でこす

6

天板の上にバットを置き、キッチンペーパーなどを敷く。プリン型に5等分して5を入れ、85℃のお湯を注ぐ。

7

150℃に設定したオーブンに入れ、45分~50分蒸し焼きにする 。

8

その後粗熱が取れたら冷蔵庫で2~3時間冷やす。

9

お好みでホイップクリームやナッツを添えれば出来上がり

ペストリー・シェフ

澤田 康秀 (さわだ やすひで)

Vol.① 1月10日(土)〜12日(月・祝)提供メニュー

長いもとベーコンのキッシュ



キッシュは、卵と生クリームを使って作るフランス北東部、ドイツとの国境に近いアルザス=ロレーヌ地方の郷土料理です。

ベーコンが入ったキッシュは「キッシュ・ロレーヌ」と呼ばれ、キッシュの中でも最もポピュラーなものです。

今回は、メインの野菜に長芋を使用。長いもを炒めすぎないことで、シャキッとした食感が楽しめます。

材料 (4人分・直径18cm程度1台分)

〈フィリング=具材〉
長いも
150g
ベーコン
80g
玉ねぎ
1/2個
〈アパレイユ=加熱前の液体生地〉
3個
生クリーム
120ml
牛乳
50ml
とろろ
50g
<トッピング・調味料>
ピザ用チーズ
80g
少々
白こしょう
少々
ナツメグ
少々(あればでOK)
〈パイ生地〉
市販の冷凍パイシート
1枚(約18〜20cm)

作り方

1

下準備 1
パイシートを型に敷き、底にフォークで穴をあける

2

下準備 2
180℃のオーブンで10分ほど空焼きする

3

具材の準備
・長いもは皮をむき、5mm程度の角切りにする。
・ベーコンは1cm幅に切る。
・玉ねぎは薄切りにする。

4

炒める
フライパンでベーコンを炒め、脂が出たら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める。さらに、長いもを加え、軽く炒める程度で火を止める。

5

生地を作る
ボウルに卵を溶き、生クリーム・牛乳・とろろ・塩・白こしょう・ナツメグを入れ、混ぜる。

6

具材の流し込み
空焼きしたパイ生地に2を入れ、上にチーズを散らす。さらに、3を静かに流し入れる。

7

焼き上げる
6をオーブンに入れ、180℃で35〜40分焼く。表面がこんがりしてきたら、竹串をキッシュの中心に差し、抜いたところを軽く押して、卵液が出てこなければ完成。

8

仕上げに、小ねぎや黒こしょうをかけたり、タイムやローズマリーなどの香草を少量載せると、風味が増し、彩りもよくなります。

ハスカップ ザ・ガーデン 料理長

山本 昭典 (やまもと あきのり)

Vol.① 1月10日(土)〜12日(月・祝)提供メニュー

リンゴのキャラメリーゼ煮 ローズマリー



「キャラメリーゼ」とは、フランス料理の技法のひとつで、 砂糖を加熱し、煮詰めることによって、独特の風味と茶色い色を持つカラメル(焦がし砂糖)を作ることを指します。

この技法は、様々なデザートや料理の風味付け、着色、トッピングとして利用されます。

「リンゴのキャラメリーゼ煮 ローズマリー」は、ほろ苦いカラメルと甘酸っぱいリンゴを合わせ、爽やかなハーブの香りをまとわせたちょっと大人向けのデザートです。

材料 (2人分)

りんご
1個
砂糖
大さじ3〜4
大さじ1(キャラメル用)
バター
大さじ1
ローズマリー(生)
1〜2枝
ラム酒
大さじ1(お好みで)
※お子様が召し上がる場合は入れない。

作り方

1

りんごの準備
りんごは皮をむき、8等分のくし切りにして芯を取り除きます。
変色を防ぐため、軽く塩水にさらしてから水気をよく切ります。

2

カラメルを作る
フライパンに砂糖と水を入れて弱火にかけます。
混ぜたり触ったりせず、フライパンを傾けながら砂糖を溶かし、全体が赤茶色になるまでじっくり加熱します。焦げ付きに注意してください。

3

りんごをキャラメリーゼする
カラメルがきれいに色づいたら火を止め、バターを加えて溶かします。
バターがなじんだら、水気を切ったりんごとローズマリーを入れます。
再び中火にかけ、りんご全体にカラメルを絡めながら軽く焼き色がつくまで焼きます。

4

煮詰める
りんごから水分が出てきたら、お好みでラム酒を加え、アルコールが飛ぶまで少し煮詰めます。
りんごが好みの柔らかさになったら火を止めます。
煮る時間はトータルで10〜15分が目安です。

5

盛り付け
器にキャラメリーゼしたりんごを盛り付け、フライパンに残ったソースをかけたら完成。ぜひ温かいうちにお召し上がりください。
お好みでバニラアイスや刻んだくるみを添えると、さらに美味しく味わえます。

チーフペストリー・シェフ

内藤 隆 (ないとう たかし)